2007年5月17日

エイモス・ギャレット@名古屋・得三 '07/05/14

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bluegoose.gifえいもす雑記

・エイモス・ギャレット@名古屋・得三 '07/05/14

ちょっと遅くなったけれど、エイモス・ギャレット観戦記を、

久々に心がはやった。最近はライヴといっても、どこか醒めたところがあって、昔みたいに熱くなれない。んでも、このヒトだけは違う、得三へ向かう足どりも小走り気味に。まるでバス亭のように並んでいる集団を発見、これが入場を待つ一群。店の真ん前だと通行の妨げになるんで、ちょっと離れた場所に列ぶという風習が出来たみたいだ。

エイモス・ギャレットを見るのは、これでたぶん4度目。これもこんなに間近(カブリ付き最前列)で、観戦出来たのは初めて。平静を装っていながらも、かなり興奮の坩堝。眼鏡をキレイに拭いておいてよかった。パンツも新品にしてきて良かった。
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赤のテレキャスターを持って登場。さすがに老けてる。もろ老眼鏡と判るデカい眼鏡に、髪を後に縛って、でも頭頂部はすでに焼け野原。指先震えてるやん、大丈夫か。ケコキケクケ〜キュィ〜ン、と小手試しのワン・フレーズを弾いた瞬間に、背筋がピシッと伸びる。いや伸びたのは聞いてるこちらかも知れないんだけど、会場の空気が一変する。緊張っつーよりも、世界が琥珀がかったエイモス色に染まっていくのが判る。

初めて、ゆっくりと指先を眺めることが出来たんだけど、コードの押さえ方が実にユニーク。というよりも「このヒト、間違ってギターを覚えたんじゃなかろうか」と思うほどで、実に実に不器用そうにフレットの上を飛び回っていく。見てるとモドかしくなるんだけど、目をつむれば、あの星くずのようなエイモス・フレーズが響き渡っているワケで(笑)。

レコード・コレクターズ誌の「70年代ロック・ベスト100」(現在発売中の号)の第一位に、僕はポール・バターフィールズ・ベター・デイズ『ベターデイズ』を選ばせてもらった。その中で「最強のアメリカン・ロック・バンドだと、僕は思っている。(中略)ジェフ・マルダーが一世一代の絶唱を聞かせ、続きエイモス・ギャレットがそれにも負けない感情を込め渾身のたギター・ソロを弾く「プリーズ・センド・ミー・サムワン・トゥ・ラヴ」は、ロックの最高到達地点であったと信じている。」と書かせてもらったけれど、なぜに世界中のギタリストがエイモスを目指さなかったのか不思議でならない。

例えばそれは、ジャンゴ・ラインハルトにもレス・ポールにも匹敵する、最上の表現方法だったと思う。僕だけが、別の世界地図を見ているのかも知れないけれど、究極のギターがそこにあった。

今回のツアーは、トムス・キャビンの「聞かずに死ねるか!」シリーズの一環なんだけど、これでも心おきなく死ねる。いや、前言撤回。あと10回くらいはエイモスのギターを聞かなくちゃ、死ぬにも死ねないな(笑)。

投稿者 小川真一(editor-in-chief) : 20:33 | コメント (0) | トラックバック (0)

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