2006年6月11日
B.J.COLE / Transparent Music (Hammobal 1325) 1989年

レコ棚からコンチニハ
・B.J.COLE / Transparent Music (Hannbal 1325) 1989年
「癒しの音楽」というのがどうも苦手で、「音楽なんぞに癒されてどうする、そいじゃあ負け犬じゃん」と暴言をはいておるのですが(笑)、このアルバムだけは例外中の例外、聞く度に身も心もふにゃふにゃになってしまう。
B.J.コールは英国のペダル・スティール奏者。ブリンレー・シュウォルツからエルトン・ジョン、ハンブルパイ、T・レックスと、節操がないほど数多くのアルバムに参加しているセッション・プレイヤー。とはいえ、自身の世界観をしっかりともったプレイヤーだというのは、このアルバムを聞けば判ると思う。
ペダル・スティールで、エリック・サティやドビッシー(「月の光」)などを演奏するというアイデアが秀逸。それどころか、ペダル・スティール・ギターという楽器が、これらの曲を演奏するために生まれたのではないか、という錯覚に陥ってしまうほど。まさしく、夢見ごこち。
でもこれは、「癒し」というよりも「官能」か。エイモス・ギャレットやレス・ポールやジャンゴ・ライハルトが持っている官能が、このアルバムからも滴り落ちてくる。癒しというマイナスの思考などではなく、豊潤でエロチックな音楽と讃えたほうがいいだろう。
#90年に日本盤(MIDIから発売)としてリリースされたことがあるが現在は廃盤。96年にHannibalから再発された模様ながらも、これもすでに廃盤か。ここは【乞う、再発!】ということで。
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ううむ、プレミアが付いてるのか…
投稿者 小川真一(editor-in-chief) : 19:17 | コメント (4) | トラックバック (0)
コメント
いやあ、1回聞いただけでお蔵入り。たぶん、両面聞いてません。この人の音は結構好きで、ソロが出るってんで大いに期待してたんで、落差が大きすぎたのかも。
似たようなアルバムに Steve Tilston がチェロを弾いたアルバムもありました。
投稿者 おーしま : 2006年6月11日 21:14
あれ?確か持ってたかと思ってゴソゴソと棚を探してやっと見つけました。
購入してからほとんど聴いてなかったのですけれど、何と1曲目にドビュッシィの「月の光」が来るあたり、やはりただ者ではないですね。
因にアマゾンで検索してたら「Clair de Lune」はThe Hot Club of San Franciscoも演っておりました。......知らなかった。
http://www.hcsf.com/
投稿者 ふぉっくすのっくす : 2006年6月11日 21:32
おーしま教授、コメントありがとうございます。
ううむ、そうか、教授のお眼鏡にはかからなかったのか。
1曲目の「月の光」はちょっと仰々しいかもしれないですが、途中からダニー・トンプソンのベースが加わりコンボっぽい編成になってからの方がいいかもしれないです。ぜひ再聴を、
投稿者 ShinichiOgawa(editor-in-chief) : 2006年6月12日 13:07
ふぉっくすさん、
やはり持っていたか(笑)。
ペダル・スティール・ギターってのは、弦楽器でありながらも、鍵盤楽器的なメカニズムをもっていて、それでいてフレットレスな構造という、ハイブリッドな性格があると思います。
ペダルにのって、音程がふぅーっと移っていく瞬間がたまらないです。
ps.お、いけない、Hot Club of San Franciscoの持っていない盤を発見。また出費がぁぁぁ。
投稿者 ShinichiOgawa(editor-in-chief) : 2006年6月12日 13:18
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