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名盤そのねのね

ポール・マッカートニー『ラム』(1971年)
by 小川真一

ポール・マッカートニーのこのアルバムを聞いたのは、かなり後になってからだ。何年ごろだっただろうか、えっと、あれは、1998年だったかな・・・。なに?

発売されてから27年も経ってるじゃねぇか!

いや申し訳ない。ついつい買いそびれ、そのままズルズルと月日が経ってしまった。なぜにそのように遅れたかというと、それには深い深いワケがある。その理由を話せば・・・

だってポールのソロ・アルバムなんだもの

なぞと書くと、全世界のポール・ファンからウィルスが1トンくらい送られてきそうなんだけど、別にポールが嫌いなわけじゃない。

発売当時(71年)は、まだビートルズのアルバムすら全部持っていなくて、他に買うアルバムが沢山あったから、つい後延ばしになってしまったという塩梅。同じように、ジョン・レノンの『ロックン・ロール』を買ったのも80年代に入ってからだった(スンマせん)。

あらためてポールの『ラム』をみていくと、“ビートルズ・メンバーの初めてのソロ・アルバム”という記念碑を前作の『ポール・マッカートニー』に譲り、なおかつ、同時期に発売された、ジョン・レノンの『ジョンの魂』(70年)や『イマジン』(71年)の重厚さに比べちゃったりすると、俄然、存在感が薄い。

いやまぁ、それは、アルバムを作る姿勢そのものが違っていたんだから、仕方がないんだけど、それでも何故か「真っ先に買うアルバム」からは外れてしまってた。発売当時のレコード評を読んでも、あんまし良いこと書いてなかったしなぁ・・・

はい皆んな、目をつむって、こっそり薄目あけてるんじゃないぞ。では正直に「リアルタイムで発売当時に買ったヒト、はい、手を挙げて」「ひい、ふう、みぃ・・・」。よしワカった、この事は「先生の胸のうちに留めておくからな」

実のところ、このように、後になってから買った人の方が多かったと思う。といったわけで、優先順位が次点になってしまう名作ナンバー1の称号を、このポールの『ラム』に捧げたいと思うのだけれど、どうだろ。
後追い世代になると、こんなバイアスがかかっていなくて、逆に素直を手を出し易くなっんじゃないかな。

あらためて、発売から27年も経った耳で聴いた感想は・・・
「いかん。これ名盤じゃん」
だったのだ・・・

といった話は2回目に続くのココロ。

(小川真一)


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