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Vol.7「新しいコクミンのカタチ」
再発探訪隊・隊長・小川真一
前回の“「大人の〜」”に近い感覚かも知れないが、このネーミングには一本とられれた。
コロムビアミュージックエンタテインメントから発売された“コクミンHits”のシリーズ。「国民」ではなく、カタカナにしたあたりが、微妙にショウワの雰囲気。大ブレイクした「R35」のシリーズに、激烈なるライヴァル心を燃やしているのが、手にとるように判る(って、ほどでもないか)。
「昭和の…」と堂々と名乗ってしまうまでの団塊臭くもなく、かといって“もう一度、妻を口説く”ほどは若くない。じゃ「コクミン」でいきましょうか、と中庸を狙ったところがスバラしい。
とはいえ、アルバム事にターゲットが微妙に異なっていて、『コクミンHits 少年探偵団~懐かしのラジオ・テレビテーマ』は、「バス通り裏」から「ホームラン教室の歌」(小柳徹)、川田正子の「とんがり帽子」まで入っていて、かなり高年齢層向け。『コクミンHits ENKA~ベストテン世代に贈る演歌』になると、80年代演歌がかあんり含まれているので、昭和30〜40年代生まれが対象。
『コクミンHits チャーム』になると、千賀かほる、森山加代子、黛ジュン、辺見マリと、昭和の女性歌手が満遍なく網羅されていて(コロムビアながら、ジュディ・オングの「チャームで踊ろう」が入っていないのが不満)、『コクミンHits あ〜!高校三年生』のほうは、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦の御三家を中心に、昭和歌謡+青春歌謡…
といった塩梅で、実のところ“コクミン”とはナンダ?といった定義が明確にされていないのであります。逆にいえば、その曖昧さがカタカナ表記ともいえるんだけど、このアルバムから新たなコクミン像が生まれてくるのだろうか。なんちて。
といったワケで、再発の森の探索は今日も続くのであります。
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