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サイハツ・リスト特集注目盤コラム再発発見隊from Editor

コラム
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再発ウラウラ
0 新しいコクミンのカタチ
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0 今年は“大人の年”?
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0 ベスト盤の連鎖は続くよ
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0 懐かし深いCMソングの話
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0 今年の“夏CD大賞”決定!
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0 再発盤のネダンを考えてみる
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0 再発の森の片隅で

音楽ブックランド
0 幻の楽器を求めて〜アジアの民族音楽と文化探究の旅
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0 "For the Record: The Life & Work of Alex Steinweiss"
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0 大英帝国はミュージックホールから
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0 ただ1曲のスーパーヒット(1) 1955〜1967
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0 岸部のアルバム〜「物」と四郎の半生記
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0 歌謡曲の時代
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0 20世紀グレーテスト・ヒッツ
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0 歌謡曲名曲名盤ガイド 歌謡曲番外地

再発ディレクターに聞け
0 ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション/遠藤敬太郎さん

40代からのロック再発見
  再発むむ・む!
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  やっぱブルー・ホライズンでしょ
  生涯一ミュージシャンのイアン・マクレガン
  アンディー・サマーズの調査表
  これも愛、それも再発愛
  音楽ダウンロードを考えてみたりする
  英ロックの文化遺産〜Greasy Truckers Party
  コステロさん勘弁してくだせぇ〜
  サラ親父のブギーで残暑払い
  【祝】グレアム・パーカー 国内再発!
  ロイ・ウッド周辺の再発を考えてみた
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0 名盤そのねのね
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  ポール・マッカートニー/ラム<その2>
  ポール・マッカートニー/ラム<その1>
  アル・ク−パー/ス−パー・セッション<その2>
  アル・ク−パー/ス−パー・セッション<その1>
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  オールディーズのABC
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  キャッチ一筋30年!チープ・トリックの魅力
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  サイハツ☆きらり
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  星になってしまった ジーン・ピットニー



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40代からのロック再発見

音楽ダウンロードを考えてみたりする
by 白谷員朗

昨年はレディオヘッドが新作をネット・オンリー(しかも価格をリスナーが決める方式)で発表したり、今年になってノラ・ジョーンズがライヴ音源を3種ダウンロード販売開始するというニュースも入ってくるなど、インターネットにおける音楽の配信販売は近年これまで以上に注目を集め、また可能性を広げてきました。

個人的にはパッケージに深い愛着を持っている派なのですが、流石に配信のみの作品が出てきますと手を出さずにはいられません。ネット配信界での再発の波はまだまだそれほど進んではおりませんが、アーティスト自身が権利を持つ音源など徐々にネット配信での再発も見られるようになってきております。

私にとって初のダウンロード購入となったのは、ダニー・アドラーのアルバムでした。パブ・ロック〜パンクの流れで、ルーガレイターとしてスティッフからデビュー。ブルース・R&Bに根ざしながらもファンキーな自称“グシャグシャ・サウンド”で、独自の彼にしかありえない音楽を聴かせてくれました。80年代以降はミッキー・ウォラーやボブ・ブラウニングといったブリティッシュ・ロック〜ブルースの大御所らとデラックス・ブルースバンドで活動する傍ら、ドイツのライン・レコード(懐かしーっ)から多くのソロ・アルバムを発表しています。近年故郷米アクロンに帰国し、一昨年、音楽活動を再開したのと時を同じくして過去のオリジナル・アルバムを一斉にi-Tunesストアにて販売開始をしました。価格もパッケージが無い分リーズナブル(流石に一気買いしてはいませんが、、、笑)。この時期の作品は日本にあまり入ってこなかったこともあってか現在中古でもあまり見かけませんので嬉しいですね。昨年は新作も配信のみで発表しています。

彼の作品でパッケージ盤CDのリイシューといえば英プロパーからルーガレイターとソロのそれぞれの編集盤が発売されておりますので是非チェックされたし。

英プロパーといえば良質なR&Bのコンピのリイシューの他、ニック・ロウの新作なども配給していますが、2月には遂にニックさんの傑作ファーストが再発されますね。現在彼が所属しているのは米イェップ・ロクですが、レーベルのサイトから購入予約をしますと、なんとタータンホードの変名で発表した「ベイシティ・ローラーズ・ウィー・ラヴ・ユー」と「アローラー」、そしてダニー・アドラーとの変名プロジェクト、ディスコ・ブラザーズ名義の「レッツ・ゴー・トゥー・ザ・ディスコ」「エヴリバディ・ダンス」の4曲がフリー・ダウンロード・ボーナスとして付いてくるとか!むむむ。以前出ていたレア・トラック集で音源は持っているのですが、マスタリングとかし直しているのかなー?悩むなー。因みに米イェップ・ロクでは限定でアナログLPの発売もありますのでコレクターは要注意です!

ダウンロード販売で気になるのがMP3などファイルの音質のこと。昨年自身のレーベルを設立したダニエル・ラノアは過去の作品のダウンロード販売も始めていますが、ここでは音にこだわりのある彼らしく通常のMP3か高音質のWAVファイルでの2通りの購入が選択出来るようになっており、素晴らしい音で聴くことが出来ます。

配信販売の利点はパッケージにかかるコストを削減でき、且つワールドワイドに販売できることが可能であることです。故にレコード会社に依存しない製作を行ってきたアーティストや自身が、音源の権利を持つアーティストが先駆けとなって配信販売に参入している面も見逃せません。しかし今後は近年レコード会社離れが進む大物やベテラン勢も、どんどんネット配信に目を向けてくるでしょう。

昨年はクリスマス・シーズンに向け、キース・リチャーズが79年の自身の初のシングル「ラン・ルドルフ・ラン」をi-Tunesストアで配信のみの再発をしました。これがまた当時のカップリング「ハーダー・ゼイ・カム」ではなくってトゥーツ&ザ・メイタルズの「プレジャー・ドロップ」(しかも彼らとの共演録音)がカップリングというマニア泣かせの技。データに写るジャケット写真にはキース自身のレーベル「マインドレス」のマークが使われていたりして、パッケージ(出来たらアナログで)で欲しいなーと思ったマニアも多いんじゃないかなー。

最後に昨年の私のリイシュー・ベスト10にも入れましたザ・ムーヴのファースト&セカンドのリイシュー。ディスクがエンハンスドになっており特設サイトにアクセスでき、そこで資料を見たり更なるスタジオ・アウトテイクのダウンロードが出来る仕様になっております。パッケージでの情報量の限界を補う形として最良かつリスナーへの素晴らしい配慮ですね。購入された方で気付かずにいる方いませんか?要チェックですよー!

リイシューというと元々がパッケージの時代の作品であることが殆どである故か、パッケージという形は今後も残っていくことでしょう。特に日本では「紙ジャケ」でのリイシューが究極のパッケージの再現といった形でディフォルトになってきていますが、価格は新作と同等かそれ以上、音に関してもリマスターやボーナス音源も無し、解説もおざなり、、、といったパッケージ以外にこの時代におけるリイシューの意義が見えないものになってくると一体パッケージを買っているのか音楽を買っているのかといった疑問も出てきたりするものもあります。今やLPがCDより高いように、今後配信での音楽の流通が主流になるにつれてパッケージ商品はコスト面から見てもますます高級品になっていってしまうのかもしれませんね。


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