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再発ディレクターに聞け
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40代からのロック再発見
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  ポール・マッカートニー/ラム<その2>
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40代からのロック再発見

サラ親父のブギーで残暑払い
by 白谷員朗

先日友人から「ライヴ・エイド」のDVDを借りて見たのですが、その多くに「80年代的時代の音像」を感じる中、ひときわ時代を超越して己を貫き続けているオヤジに魅了された。

ジョージ・サラグッドである。

DVDでは一曲だけの収録であるが、ゲストになんとアルバート・コリンズを迎え、スライドを滑らせまくりの大熱演。一気にマイブームの頂点であります。部屋のCDを捌くってみますと、これがほぼコンプリートでオリジナル・アルバム揃えてたりするのが発覚(笑)。以後、車の中まで専らサラグッド三昧。この猛暑の中、更にサラグッドのハード・ブギーで熱くなっております。

そんななか昨年出ていた最新作『THE HARD STUFF』を購入してみるとこれがまた素晴らしい。以前よりも柔軟に幅広くルーツ音楽にアプローチする姿に再度惚れ直す。オフィシャル。サイトを覗くと初めに飛び出す「世界一のバー・バンド」の文字も誇らしげ。毎年こなしているライヴの本数も尋常ではない。「ネバーエンディング・ツアー」とはサラ親父の為にある言葉である。

ちょっと話はズレますが、デビュー以前サラグッドがマイナー・リーグの選手だったという噂。事実ではないそうだ(プロのチームに居たことはないそうだ)が、大の野球マニアであるらしく、一時は野球の話が出来ないヤツはスタッフには雇わなかったというほどらしい(笑)。また故ジョン・リー・フッカーが大の野球ファンであったらしく、会うといつも野球談義に花を咲かせていたという、チョットいい話も最近とあるスジから教えてもらいました。

さてここはサイハツ・ネットなので再発のお話。サラグッドのCDは大体が大昔CD化されて以来、リマスターとかいうものとはほぼ無縁の状態で当時出た盤が今でもカタログに残っていたりする状態。モノによってはカタログ落ちのものもありますが(まあちょっと探せば入手は容易であります)現在積極的にリイシューしているのはイギリスのレーベル。いや大体が新作出しているのがイギリスのレーベルじゃないか。おいおい大本営はどうした。アメリカの宝じゃないのか!!!

そんな心の叫びが通じたのか(笑)、本家キャピタルから強力盤が発売されました。彼の最大のヒット作であり、代表作である『BAD TO THE BONE』の25周年記念盤である。内容はリマスターしたアルバムにボーナスとしてシングルB面曲を入れる細かい芸は忘れずに、更になんと収録曲6曲を再レコーディング!オリジナルの80年代的音のヌケが気になる人もこれでOK。

タイトル曲はボ・ディドリーの「I'M A MAN」のリフを借用した改作曲。PVではその御大ボ先生を迎えてビリヤード対決をするというニクイ演出(某映像サイトで検索すれば簡単に見つかるからチェックを急げ!)。ボ御大とは、デビュー間もない頃、御大のカバー「WHO DO YOU LOVE」をヒットさせ、ツアーも一緒に回ってたりした仲。そういえばライヴ・エイドでもソフト化にはなっていないが共演していたりするのだ。

またまた余談であるが映画「ターミネーター」の2だか3でターミネーターがバーから出てきた時にこの曲がかかったりするのは、やはりこの曲の持つイメージが、強いては彼の音楽がバーという身近なところと密着して親しまれている証なのでしょう。実際にアメリカのバーのジューク・ボックスの最重要定番ナンバーであるらしいし。現在勿論そうしたバーのような小さな会場でやることはないのであるが、イギリスにおけるパブ・ロックに近い捕らえられ方なのでしょうね。無論彼の音楽は「パブロック的ユルさ」はなくって、アメリカ大陸の如く豪快で大きくストレートに攻めまくりますが。

初期のラウンダーからのアルバムは近年SACDハイブリッド仕様の再発もあり(似合わね〜)。特にトリオ録音のファーストがズッコンズッコンのリズムにギュインギュインにスライドを滑らせまくりで最高。

日本のロック・ファンはいきなりマニアックなガレージ・ロックの方向に行ってしまったりする人も最近は多いようですが、サラ親父のようなミュージシャンをメジャーといって遠慮していたら大損であるぜよ。むむむ。



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